直接教示/遠隔操作/テレプレゼンス
サービスロボットに関連する用語を規定しているサービスロボット用語において、”c)要素技術”の分類の中で、”3)操縦技術”に分類されている用語のうち、『直接教示』、『遠隔操作』、『テレプレゼンス』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット、お掃除ロボット、2足歩行ロボット、ユビキタロボットなどのサービスロボットの種類や名称、サービスロボットの形態、用途、ヒューマンインタフェース、操縦技術、知能、安全、制御などに関連する用語として、サービスロボット用語(JIS B 0187)において、”c)要素技術”の分類の中で、”3)操縦技術”に分類されているサービスロボット用語には、以下の、『直接教示』、『遠隔操作』、『テレプレゼンス』などの用語が定義されています。
サービスロボット用語(JIS B 0187)
⇒【c)要素技術 > 3)操縦技術】
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 3)操縦技術
番号: 3610
用語: 直接教示
定義:
ロボットの腕(※1)、手などを直接人(※2)が動かして教示すること(JIS B 0134 参照)。(※3)
対応英語(参考):
direct teaching
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 3)操縦技術
番号: 3620
用語: 遠隔操作
定義:
離れた空間からロボットを操作すること。
対応英語(参考):
tele-operation
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 3)操縦技術
番号: 3630
用語: テレプレゼンス
定義:
ロボットを遠隔操作するとき、ロボットの視覚(※4)、触覚(※5)で得られた実際の作業環境及び作業対象物に関する情報を、作業者自身の感覚を通して、あたかもその作業環境にいて作業を実行しているように適切に提示すること(JIS B 0185 参照)。(※6)
対応英語(参考):
tele-presense
(※1)
腕とは、一次軸ともいい、エンドエフェクタの位置決めを目的としたリンクとジョイントとの相互結合体のことです。
(※2)
人とは、要員(運転操作、保守などのために特別に雇用され訓練を受けている者)を含む全ての人間のことです。
(※3)
JIS B 0134(産業用マニピュレーティングロボット-用語)についてはこちらを参照ください。
産業用ロボット
(※4)
視覚とは、光学的情報に関する感覚のことです。
視覚を実現するためのセンサを、視覚センサといいます。
(※5)
ロボットと物体との接触に関する感覚のことです。
触覚を実現するためのセンサのことを、触覚センサといいます。
(※6)
JIS B 0185(知能ロボット-用語)についてはこちらを参照ください。
知能ロボット