非常停止/信頼性/フォールトトレランス
サービスロボットに関連する用語を規定しているサービスロボット用語において、”c)要素技術”の分類の中で、”7)安全・信頼”に分類されている用語のうち、『非常停止』、『信頼性』、『フォールトトレランス』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット、お掃除ロボット、2足歩行ロボット、ユビキタロボットなどのサービスロボットの種類や名称、サービスロボットの形態、用途、ヒューマンインタフェース、操縦技術、知能、安全、制御などに関連する用語として、サービスロボット用語(JIS B 0187)において、”c)要素技術”の分類の中で、”7)安全・信頼”に分類されているサービスロボット用語には、以下の、『非常停止』、『信頼性』、『フォールトトレランス』などの用語が定義されています。
サービスロボット用語(JIS B 0187)
⇒【c)要素技術 > 7)安全・信頼】
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 7)安全・信頼
番号: 4190
用語: 非常停止(※1)
定義:
生じた危険を人の操作で回避し、機械損害及び作業者の被害を低減させる機能。
対応英語(参考):
emergency stop
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 7)安全・信頼
番号: 4200
用語: 信頼性
定義:
機械、構成要素又は設備が特定の条件の下で、ある定められた期間故障せずに所要の機能を果たす能力。
対応英語(参考):
Reliability
分類: サービスロボット用語 > c)要素技術 > 7)安全・信頼
番号: 4210
用語: フォールトトレランス
定義:
ロボット及びロボットシステムの要素が不具合(フォールト)を生じても要求機能の実行を継続できる機能又は性質。
対応英語(参考):
falt tolerance
(※1)
機械類の安全性に関して、非常停止のための機能的要求事項及び設計原則について規定しているJIS規格には、以下などがあります。
JIS B 9703
機械類の安全性−非常停止−設計原則
この規格の要求事項は、次のものを除く全ての機械類に適用されます。
・非常停止を設けても、リスクが低減しない機械。
・手持ち機械及び手案内機械
この規格は非常停止機能の一部分である動作の反転若しくは制限、回避、遮へい、制動又は遮断のような機能には適用されません。