旋回半径/最大安定傾斜角/登坂能力
移動ロボットに関連する用語を規定している移動ロボット用語において、”f)性能”の分類の中で、”2)運動性能”に分類されている用語のうち、『旋回半径』、『最大安定傾斜角』、『登坂能力』のJIS規格における定義その他について。
歩行ロボット(2足歩行ロボット)、自立移動ロボット、クローラ移動ロボットなどの移動ロボットの、機械構造、運動・歩行運動、移動計画、制御、移動環境、運動性能などに関連する用語として、移動ロボット用語(JIS B 0186)において、”f)性能”の分類の中で、”2)運動性能”に分類されている移動ロボット用語には、以下の、『旋回半径』、『最大安定傾斜角』、『登坂能力』などの用語が定義されています。
移動ロボット用語(JIS B 0186)
⇒【f)性能 > 2)運動性能】
分類: 移動ロボット用語 > f)性能 > 2)運動性能
番号: 6210
用語: 旋回半径
定義:
旋回運動の半径。
対応英語(参考):
turning radius
分類: 移動ロボット用語 > f)性能 > 2)運動性能
番号: 6220
用語: 最大安定傾斜角
定義:
移動ロボットが転倒せずにいることのできる最大の移動面(※1)傾斜角。
対応英語(参考):
maximum safety angle
分類: 移動ロボット用語 > f)性能 > 2)運動性能
番号: 6230
用語: 登坂能力
定義:
移動ロボットが最大積載状態において坂路を登ることができる能力で、その最大傾斜角の正接で表したもの。
備考:
角度で表す場合もある。
対応英語(参考):
hill climbing ability,
gradability
(※1)
移動面とは、移動ロボットがその上を移動する物理的な面のことです。