能動サスペンション/操舵輪/駆動輪/従動輪/クローラ
移動ロボットに関連する用語を規定している移動ロボット用語において、”c)機械構造”に分類されている用語のうち、『能動サスペンション,アクティブサスペンション』、『操舵輪(舵取り車輪,操向輪)』、『駆動輪(動輪)』、『従動輪(従属輪,従輪)』、『クローラ(履帯,無限軌道履帯)』のJIS規格における定義その他について。
歩行ロボット(2足歩行ロボット)、自立移動ロボット、クローラ移動ロボットなどの移動ロボットの、機械構造、運動・歩行運動、移動計画、制御、移動環境、運動性能などに関連する用語として、移動ロボット用語(JIS B 0186)において、”c)機械構造”に分類されている移動ロボット用語には、以下の、『能動サスペンション,アクティブサスペンション』、『操舵輪(舵取り車輪,操向輪)』、『駆動輪(動輪)』、『従動輪(従属輪,従輪)』、『クローラ(履帯,無限軌道履帯)』などの用語が定義されています。
移動ロボット用語(JIS B 0186)
⇒【c)機械構造】
分類: 移動ロボット用語 > c)機械構造
番号: 3041
用語: 能動サスペンション,アクティブサスペンション
定義:
変位、力、ダンピング特性を制御することができる懸架装置。(※1)
対応英語(参考):
active suspension
分類: 移動ロボット用語 > c)機械構造
番号: 3051
用語: 操舵輪(舵取り車輪,操向輪)
定義:
進行方向を決めるために操作される車輪。
対応英語(参考):
steering wheel
分類: 移動ロボット用語 > c)機械構造
番号: 3052
用語: 駆動輪(動輪)
定義:
駆動力を発生する車輪。
対応英語(参考):
drive wheel (driving wheel)
分類: 移動ロボット用語 > c)機械構造
番号: 3053
用語: 従動輪(従属輪,従輪)
定義:
駆動力を発生しない車輪。
対応英語(参考):
idler wheel,
follower,
trailing wheel,
idling wheel,
idler
分類: 移動ロボット用語 > c)機械構造
番号: 3060
用語: クローラ(履帯,無限軌道履帯)
定義:
複数枚のリンク(※2)を鎖状につないで外周に履板を取り付けた構造、又は環状のベルト等をスプロケットホイールで支持して順次、送り出すことによって移動を可能とする機構。
対応英語(参考):
crawler,
track
(※1)
懸架装置とは、サスペンションともいい、本体を支え、移動面からの振動や衝撃を緩和する装置のことをいいます。
(※2)
リンクとは、一つの機械構造を構成する、互いに相対運動可能な固定要素のことです。