ロボットの種類-学習用,産業用,掃除,2足歩行,溶接,知能,機械工学など

 

クローラ移動ロボット/脚移動ロボット/歩行ロボット



移動ロボットに関連する用語を規定している移動ロボット用語において、”b)ロボットの分類”に分類されている用語のうち、『クローラ移動ロボット』、『脚移動ロボット』、『歩行ロボット』のJIS規格における定義その他について。

歩行ロボット(2足歩行ロボット)、自立移動ロボット、クローラ移動ロボットなどの移動ロボットの、機械構造、運動・歩行運動、移動計画、制御、移動環境、運動性能などに関連する用語として、移動ロボット用語(JIS B 0186)において、”b)ロボットの分類”に分類されている移動ロボット用語には、以下の、『クローラ移動ロボット』、『脚移動ロボット』、『歩行ロボット』などの用語が定義されています。

移動ロボット用語(JIS B 0186)
⇒【b)ロボットの分類


分類: 移動ロボット用語 > b)ロボットの分類

番号: 2040

用語: クローラ移動ロボット

定義:
クローラ
(※1)を移動機構としたロボット。

対応英語(参考):
tacked mobile robot,
crawler mobile robot


分類: 移動ロボット用語 > b)ロボットの分類

番号: 2050

用語: 脚移動ロボット

定義:
脚を移動機構としたロボット。

対応英語(参考):
legged robot


分類: 移動ロボット用語 > b)ロボットの分類

番号: 2060

用語: 歩行ロボット(※2)

定義:
歩行という移動形態をもつロボット。

対応英語(参考):
walking robot


(※1)
クローラとは、複数枚のリンクを鎖状につないで外周に履板を取り付けた構造、又は環状のベルト等をスプロケットホイールで支持して順次、送り出すことによって移動を可能とする機構です。

(※2)
歩行ロボットのうち、2本の足で移動するロボットのことは、2足歩行ロボット(二足歩行ロボット)といわれます。
2足歩行ロボットは、足を二本持ち、2本の足で歩行を行うロボットのことですが、ロボットは節(リンク:剛体の構造物)と関節(ジョイント:回転機構または直動機構)で構成されるリンク機構になっています。
関節はモーターなどのアクチュエータ(、ロボットの動力を発生させる動力機構で、電機、油圧、空気圧エネルギーをロボットの運動に変換するモータ)で駆動されます。
二足歩行ロボットのフレームには高い剛性が求められると同時に、低い工作精度だと制御が困難になることがあるために高い部品精度が求められます。
軽量化のためアルミニウム製の2足歩行ロボット部品がよく使われますが、近年では剛性と加工性を重視してスチールが用いられることもあります。

アルミニウム製の2足歩行ロボット部品の例(以下)。

2足歩行ロボットパーツ A5052P t1.5 アルミニウム合金 (赤)ピンクアルマイト処理
2足歩行ロボットパーツ A5052P t1.5 アルミニウム合金 (赤)ピンクアルマイト処理

2足歩行ロボットパーツ A5052P t2.0 アルミニウム合金 黒アルマイト処理
2足歩行ロボットパーツ A5052P t2.0 アルミニウム合金 黒アルマイト処理

2足歩行ロボットパーツ A5052P t1.2 アルミニウム合金 白アルマイト処理
2足歩行ロボットパーツ A5052P t1.2 アルミニウム合金 白アルマイト処理