テレイグジスタンス/テレプレゼンス
知能ロボットに関連する用語を規定している知能ロボット用語において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”6)オペレーション”に分類されている用語のうち、『テレイグジスタンス』、『テレプレゼンス』のJIS規格における定義その他について。
人や動物がもつ論理的推論、学習、認識・理解などの知的機能の全部或いは一部を備え持つロボットである知能ロボットの、モデル、学習、レベル計画、サーボイング、センシングパスなどに関連する用語として、知能ロボット用語(JIS B 0185)において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”6)オペレーション”に分類されている知能ロボット用語には、以下の、『テレイグジスタンス』、『テレプレゼンス』などの用語が定義されています。
知能ロボット用語(JIS B 0185)
⇒【b)センシングパス関連用語 > 6)オペレーション】
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 6)オペレーション
番号: 250205
用語: テレイグジスタンス
定義:
ロボットを遠隔操作(※1)する際、ロボットの視覚(※2)や触覚(※3)で得られた実際の作業環境や作業対象物に関する情報を、操作者自身の感覚を通して、あたかもその作業環境にいて作業を実行しているように適切に提示すること。
対応英語(参考):
tele-existance
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 6)オペレーション
番号: 250206
用語: テレプレゼンス
定義:
テレイグジスタンスと同義。
備考:
宇宙のように通信の時間遅れを無視できない遠隔地を主に想定している。
対応英語(参考):
tele-presence
(※1)
遠隔操作とは、離れた空間からロボットを操作することをいいます。
オペレータ(ロボット又はロボットシステムによって実施することが定められている動作を開始、監視及び停止できる者として認定された人)が遠隔の場所から操作することができるロボットのことを遠隔操作ロボットといいます。
(※2)
視覚とは、光学的情報に関する感覚のことです。
視覚を実現するためのセンサを、視覚センサといいます。
(※3)
触覚とは、ロボットと物体の接触に関する感覚。
触覚を実現するためのセンサを、触覚センサといいます。