空間フィルタ/微分オペレータ/パターン分類/パターンマッチング
知能ロボットに関連する用語を規定している知能ロボット用語において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”3)認識レベルセンシング”に分類されている用語のうち、『空間フィルタ』、『微分オペレータ』、『パターン分類』、『パターンマッチング』のJIS規格における定義その他について。
人や動物がもつ論理的推論、学習、認識・理解などの知的機能の全部或いは一部を備え持つロボットである知能ロボットの、モデル、学習、レベル計画、サーボイング、センシングパスなどに関連する用語として、知能ロボット用語(JIS B 0185)において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”3)認識レベルセンシング”に分類されている知能ロボット用語には、以下の、『空間フィルタ』、『微分オペレータ』、『パターン分類』、『パターンマッチング』などの用語が定義されています。
知能ロボット用語(JIS B 0185)
⇒【b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング】
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220411
用語: 空間フィルタ
定義:
格子やスリット列などの特別な構造パターンを通して特定の空間周波数成分を抽出するための透過パターン。
対応英語(参考):
spatial filter
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220412
用語: 微分オペレータ
定義:
画像処理(※1)において、空間微分を行うために画素(※2)の周辺に適用するテンプレート。
対応英語(参考):
differential operator
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220413
用語: パターン分類
定義:
パターン認識(※3)のために、入力パターンを類似パターンに分類分けすること。
対応英語(参考):
pattern classification
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220414
用語: パターンマッチング
定義:
二つのパターンを比較し、両者が同類であるかどうかを調べ、判別すること。
対応英語(参考):
pattern matching
(※1)
画像処理とは、光、超音波、電磁波などを用いて得られた画像データを処理し、必要な情報を抽出することです。
(※2)
画素とは、ピクセルともいい、処理の都合上、又は撮像装置に使用する素子の都合などによって、画面を構成する単位として分解されている最小の要素のことです。
(※3)
パターン認識とは、図形やその他のデータ構造を集合やカテゴリーの集まりに記述・分類することです。