作業状況認識/認識処理/前処理/濃度ヒストグラム
知能ロボットに関連する用語を規定している知能ロボット用語において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”3)認識レベルセンシング”に分類されている用語のうち、『作業状況認識』、『認識処理』、『前処理』、『濃度ヒストグラム』のJIS規格における定義その他について。
人や動物がもつ論理的推論、学習、認識・理解などの知的機能の全部或いは一部を備え持つロボットである知能ロボットの、モデル、学習、レベル計画、サーボイング、センシングパスなどに関連する用語として、知能ロボット用語(JIS B 0185)において、”b)センシングパス関連用語”の分類の中で、”3)認識レベルセンシング”に分類されている知能ロボット用語には、以下の、『作業状況認識』、『認識処理』、『前処理』、『濃度ヒストグラム』などの用語が定義されています。
知能ロボット用語(JIS B 0185)
⇒【b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング】
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220302
用語: 作業状況認識
定義:
ロボットの作業がどのように行われているか、作業の段階や対象物体とロボットの関係などを認識すること。
対応英語(参考):
recognition of task condition
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220400
用語: 認識処理
定義:
パターン認識(※1)を行うための処理。
対応英語(参考):
processing for recognition
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220401
用語: 前処理
定義:
センサから得られた信号を処理装置に送る前に行う、信号増幅、インピーダンス(※2)変換、フィルタリング、ノイズ除去などの基本的な処理。
対応英語(参考):
pre-processing
分類: 知能ロボット用語 > b)センシングパス関連用語 > 3)認識レベルセンシング
番号: 220402
用語: 濃度ヒストグラム
定義:
明暗画像における各明るさの出現割合を表したもの。
対応英語(参考):
intensity histogram
(※1)
パターン認識とは、図形やその他のデータ構造を集合やカテゴリーの集まりに記述・分類することです。
(※2)
インピーダンスとは、物体の力学的な特性を、慣性項、粘性項及び弾性項によって表したもののことです。