マスタスレーブマニピュレータ
知能ロボットに関連する用語を規定している知能ロボット用語において、”a)コントロールパス関連用語”の分類の中で、”9)ロボットシステム”に分類されている用語のうち、『マスタスレーブマニピュレータ』のJIS規格における定義その他について。
人や動物がもつ論理的推論、学習、認識・理解などの知的機能の全部或いは一部を備え持つロボットである知能ロボットの、モデル、学習、レベル計画、サーボイング、センシングパスなどに関連する用語として、知能ロボット用語(JIS B 0185)において、”a)コントロールパス関連用語”の分類の中で、”9)ロボットシステム”に分類されている知能ロボット用語には、以下の、『マスタスレーブマニピュレータ』などの用語が定義されています。
知能ロボット用語(JIS B 0185)
⇒【a)コントロールパス関連用語 > 9)ロボットシステム】
分類: 知能ロボット用語 > a)コントロールパス関連用語 > 9)ロボットシステム
番号: 180700
用語: マスタスレーブマニピュレータ
定義:
主動側のマスタ及び従動側のスレーブをもつテレオペレータ(※1)。
備考1.
マスタは人間によって操作され、スレーブはその運動を模倣する。
備考2.
力や位置の相似拡大・縮小を伴う場合もある。
対応英語(参考):
master slave manipulator
(※1)
テレオペレータとは、人間によって遠隔操作(離れた空間からロボットを操作すること)される、移動やマニピュレーションのためのセンサとアクチュエータ(例えば、電気、油圧、空気圧エネルギーをロボットの運動に変換するモータなど、ロボットの動力を発生させる動力機構)を備えたデバイスのことです。
人間のセンサ、アクチュエータ機能を遠隔の極限境界まで展開させる目的で用います。