シミュレート運転/ワンブロック運転/手動モード
電子部品実装ロボットに関連する用語を規定している電子部品実装ロボット用語において、”c)制御”に分類されている用語のうち、『シミュレート運転』、『ワンブロック運転』、『手動モード』のJIS規格における定義その他について。
電子部品をプリント配線板の所定の位置に挿入又は装着するロボットである電子部品実装ロボットの、機械構成、制御、特性・機能、安全性、関連装置などに関連する用語として、電子部品実装ロボット用語(JIS B 0144)において、”c)制御”に分類されている電子部品実装ロボット用語には、以下の、『シミュレート運転』、『ワンブロック運転』、『手動モード』などの用語が定義されています。
電子部品実装ロボット用語(JIS B 0144)
⇒【c)制御】
分類: 電子部品実装ロボット用語 > c)制御
番号: 3320
用語: シミュレート運転
定義:
設定されたプログラム(※1)に従って、プリント配線板の搬送、位置決めは行うが、電子部品の実装を伴わない自動運転。
備考:
プログラムの確認などに用いる。
対応英語(参考):
simulation operation
分類: 電子部品実装ロボット用語 > c)制御
番号: 3330
用語: ワンブロック運転
定義:
設定されたプログラムに従い、運転ボタンを押すごとに、単位動作を実行する運転。
備考:
プログラムの確認、異常解析などに用いる。
対応英語(参考):
single block operation
分類: 電子部品実装ロボット用語 > c)制御
番号: 3400
用語: 手動モード
定義:
オペレータ(※2)が作動させる自動モード(※3)以外の運転モード。
対応英語(参考):
manual mode
(※1)
プログラムとは、プリント配線板上に電子部品を実装するための命令語及び実装位置データの集まりのことです。
(※2)
オペレータとは、ロボット又はロボットシステムによって実施することが定められている動作を開始、監視及び停止できる者として認定された人のことです。
(※3)
自動モードとは、設定されたプログラムに従って、自動的に作動させる運転モードのことです。
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