安全停止/非常停止/安全運転速度/トラブルシューティング
電子部品実装ロボットに関連する用語を規定している電子部品実装ロボット用語において、”e)安全性”に分類されている用語のうち、『安全停止』、『非常停止』、『安全運転速度』、『トラブルシューティング』のJIS規格における定義その他について。
電子部品をプリント配線板の所定の位置に挿入又は装着するロボットである電子部品実装ロボットの、機械構成、制御、特性・機能、安全性、関連装置などに関連する用語として、電子部品実装ロボット用語(JIS B 0144)において、”e)安全性”に分類されている電子部品実装ロボット用語には、以下の、『安全停止』、『非常停止』、『安全運転速度』、『トラブルシューティング』などの用語が定義されています。
電子部品実装ロボット用語(JIS B 0144)
⇒【e)安全性】
分類: 電子部品実装ロボット用語 > e)安全性
番号: 5410
用語: 安全停止
定義:
安全防護装置(※1)が、安全防護領域(※2)への人(※3)の侵入又はカバーが開けられたことなどを検知したことによる人の安全のための停止。
対応英語(参考):
safety stop
分類: 電子部品実装ロボット用語 > e)安全性
番号: 5420
用語: 非常停止
定義:
危険又は異常を発見したり感じた人による非常停止ボタンなどの操作による停止。
対応英語(参考):
emergency stop
分類: 電子部品実装ロボット用語 > e)安全性
番号: 5510
用語: 安全運転速度
定義:
供給者によって用意された唯一の選択速度であって、人が実装ロボットの危険な動きから回避したり又はその動作を停止させたりするために、あらかじめ制限された速度。
備考:
自動運転速度とは異なる設定速度である。
対応英語(参考):
safety speed
分類: 電子部品実装ロボット用語 > e)安全性
番号: 5610
用語: トラブルシューティング
定義:
意図したように作業が行われないか、又は機能しなかった原因を系統的に見つけ出す行為。
対応英語(参考):
trouble shooting
(※1)
安全防護装置とは、人を危険源から守るために設けたガード又は安全装置のことです。
(※2)
安全防護領域とは、安全防護装置によって人の侵入を制限された領域のことです。
(※3)
ここでいう人とは、要員(運転操作、保守などのために特別に雇用され訓練を受けている者)を含む全ての人間のことです。
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