円筒ジョイント/球ジョイント/ベース/ベース取付面
産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”c)機械構造”に分類されている用語のうち、『円筒ジョイント』、『球ジョイント』、『ベース』、『ベース取付面』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット(学習制御ロボット)、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)において、”c)機械構造”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『円筒ジョイント』、『球ジョイント』、『ベース』、『ベース取付面』などの用語が定義されています。
産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)
⇒【c)機械構造】
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > c)機械構造
番号: 3053
用語: 円筒ジョイント
定義:
一つの軸(※1)に沿って回転及び直進運動を独立に行うジョイント。(※2)
対応英語(参考):
cylindrical joint,
distributed joint
ISOの項目番号(参考):
3.7.3
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > c)機械構造
番号: 3054
用語: 球ジョイント
定義:
1点で交わる独立な3軸回りの回転運動を行うジョイント。
対応英語(参考):
spherical joint
ISOの項目番号(参考):
3.7.4
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > c)機械構造
番号: 3060
用語: ベース
定義:
環境に固定する、ロボットの部分。
対応英語(参考):
base
ISOの項目番号(参考):
3.8
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > c)機械構造
番号: 3070
用語: ベース取付面
定義:
ベースと環境との接合面。
対応英語(参考):
base mounting surface
ISOの項目番号(参考):
3.9
(※1)
軸とは、運動を直進又は回転モードで記述するときの各モード(ベクトル)の方向のことです。
なお、ロボットの能動ジョイントの意味にも使われます。、
(※2)
ジョイントとは、二つのリンクが互いに接触して相対的に運動するときの連結部分のことです。