ロボットの種類-学習用,産業用,掃除,2足歩行,溶接,知能,機械工学など

 

安全性/フェールセフ/オーバーラン/ホールドトゥランつまみ



産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”g)安全性”に分類されている用語のうち、『安全性』、『フェールセフ』、『オーバーラン』、『ホールドトゥランつまみ』のJIS規格における定義その他について。

学習用ロボット(学習制御ロボット)、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)において、”g)安全性”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『安全性』、『フェールセフ』、『オーバーラン』、『ホールドトゥランつまみ』などの用語が定義されています。

産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)
⇒【g)安全性


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > g)安全性

番号: 7010

用語: 安全性

定義:
人に傷害を与えないこと、又は人の健康を害さないこと。

対応英語(参考):
safety

ISOの項目番号(参考):


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > g)安全性

番号: 7020

用語: フェールセフ

定義:
ロボットシステム
(※1)が故障した場合でも、安全性が確保できること。

対応英語(参考):
failsafe

ISOの項目番号(参考):


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > g)安全性

番号: 7030

用語: オーバーラン

定義:
制御装置の故障などによって、運動部分が設定されたポーズ
(※2)又は経路(※3)を逸脱すること。

対応英語(参考):
overrun

ISOの項目番号(参考):


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > g)安全性

番号: 7040

用語: ホールドトゥランつまみ

定義:
人手で操作したときだけ動作し、離すと動作が停止する機能をもったつまみ。

対応英語(参考):
hold-to-run control

ISOの項目番号(参考):


(※1)
ロボットシステムとは、次のものから構成されるシステムのことをいいます。
a)機械構造部(移動機能があればこれを含む。)
b)動力源及び制御装置
c)エンドエフェクタ
d)ロボットの作業遂行に必要な装置、機器及びセンサ
e)ロボット、装置、センサなどを運転し監視するための通信インタフェース。ただし、これらの周辺装置はロボット制御装置によって管理されるものに限定される。

(※2)
ポーズとは、空間における位置及び姿勢のことです。

(※3)
経路とは、ポーズの順序集合のことです。