ロボットの種類-学習用,産業用,掃除,2足歩行,溶接,知能,機械工学など

 

運転モード/自動モード/手動モード/停止点



産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”e)プログラミング及び制御”の分類の中で、”5)制御”に分類されている用語のうち、『運転モード』、『自動モード』、『手動モード』、『停止点』のJIS規格における定義その他について。

学習用ロボット(学習制御ロボット)、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)において、”e)プログラミング及び制御”の分類の中で、”5)制御”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『運転モード』、『自動モード』、『手動モード』、『停止点』などの用語が定義されています。

産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)
⇒【e)プログラミング及び制御 > 5)制御


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御

番号: 5680

用語: 運転モード

定義:
ロボット制御装置の動作状態。

対応英語(参考):
operating mode

ISOの項目番号(参考):
5.3.8


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御

番号: 5681

用語: 自動モード

定義:
設定されたタスクプログラム
(※1)に従ってロボット制御装置を作動させる運転モード。

対応英語(参考):
automatic mode

ISOの項目番号(参考):
5.3.8.1


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御

番号: 5682

用語: 手動モード

定義:
他のモードに優先して、オペレータ
(※2)によってロボットを作動させる運転モード。

対応英語(参考):
manual mode

ISOの項目番号(参考):
5.3.8.2


分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御

番号: 5690

用語: 停止点

定義:
指令速度が0、位置決め誤差0の条件で、ロボットの各軸
(※3)が実現すべき指令ポーズ。(※4)

対応英語(参考):
stop-point

ISOの項目番号(参考):
5.6


(※1)
タスクプログラムとは、ロボットシステムに作業を実行させる手順、動作、条件などを指示するプログラムのことです。
通常、タスクプログラムは、利用者が作成します。
タスクとは、アプリケーションの中の、ある限定された作業のことです。

(※2)
オペレータとは、ロボット又はロボットシステムによって実施することが定められている動作を開始、監視及び停止できる者として認定された人のことです。

(※3)
軸とは、運動を直進又は回転モードで記述するときの各モード(ベクトル)の方向のことです。
なお、ロボットの能動ジョイントの意味にも使われます。

(※4)
指令ポーズとは、タスクプログラムによって指示されたポーズ(空間における位置及び姿勢)のことです。