触覚フィードバック/視覚フィードバック/ハンド-アイシステム
産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”e)プログラミング及び制御”の分類の中で、”5)制御”に分類されている用語のうち、『触覚フィードバック』、『視覚フィードバック』、『ハンド-アイシステム』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット(学習制御ロボット)、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)において、”e)プログラミング及び制御”の分類の中で、”5)制御”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『触覚フィードバック』、『視覚フィードバック』、『ハンド-アイシステム』などの用語が定義されています。
産業用マニピュレーティングロボット用語(JIS B 0134)
⇒【e)プログラミング及び制御 > 5)制御】
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御
番号: 5620
用語: 触覚フィードバック
定義:
ロボットの動きを制御するために圧覚(※1)などの触覚(※2)情報をフィードバックすること。
対応英語(参考):
tactile feedback
ISOの項目番号(参考):
−
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御
番号: 5630
用語: 視覚フィードバック
定義:
ロボットの動きを制御するために視覚(※3)情報をフィードバックすること。
対応英語(参考):
visual feedback
ISOの項目番号(参考):
−
分類: 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e)プログラミング及び制御 > 5)制御
番号: 5640
用語: ハンド-アイシステム
定義:
マニピュレータ(※4)を視覚とを協調させることによって作業を行うシステム。
対応英語(参考):
hand-eye system
ISOの項目番号(参考):
−
(※1)
圧覚とは、ロボットと物体との接触面で、ロボットがその面の法線方向に感じる力に関する感覚のことです。
(※2)
触覚とは、ロボットと物体との接触に関する感覚のことです。
(※3)
視覚とは、光学的情報に関する感覚のことです。
視覚を実現するためのセンサを視覚センサといいます。
(※4)
マニピュレータとは、互いに連結された分節で構成し、対象物(部品、工具など)をつかむ(掴む)、又は動かすことを目的とした機械のことです。
マニピュレータは、オペレータ、可変プログラマブルコントローラ、又はカム機構やリレー制御回路などで構成される論理システムによって制御されます。