教示／再生／作業教示／環境教示／直接教示
産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”e）プログラミング及び制御”の分類の中で、”３）教示”に分類されている用語のうち、『教示』、『再生』、『作業教示』、『環境教示』、『直接教示』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット（学習制御ロボット）、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語（JIS B 0134）において、”e）プログラミング及び制御”の分類の中で、”３）教示”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『教示』、『再生』、『作業教示』、『環境教示』、『直接教示』などの用語が定義されています。
産業用マニピュレーティングロボット用語（JIS B 0134）
⇒【e）プログラミング及び制御 > ３）教示】
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > ３）教示
番号： 5310
用語： 教示
定義：
ロボットに、作業を実行するために必要な情報を指示し、記憶させること。
対応英語（参考）：
teaching
ISOの項目番号（参考）：
−
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > ３）教示
番号： 5320
用語： 再生
定義：
ロボットが、記憶した情報によって指示された作業・動作を実行すること。
対応英語（参考）：
playback
ISOの項目番号（参考）：
−
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > ３）教示
番号： 5330
用語： 作業教示
定義：
ロボットに実行させる作業内容を教示すること。
対応英語（参考）：
task teaching
ISOの項目番号（参考）：
−
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > ３）教示
番号： 5340
用語： 環境教示
定義：
ロボットにその環境状況を教示すること。
対応英語（参考）：
environment teaching
ISOの項目番号（参考）：
−
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > ３）教示
番号： 5350
用語： 直接教示
定義：
ロボットの腕（※1）、手などを直接人が動かして教示すること。
対応英語（参考）：
direct teaching
ISOの項目番号（参考）：
−
（※1）
腕とは、一次軸ともいい、エンドエフェクタ（把持部、ナット締め具、溶接ガン、スプレーガンなど、ロボットが作業対象に直接働きかける機能をもつ部分）の位置決めを目的としたリンク（一つの機械構造を構成する、互いに相対運動可能な固体要素）とジョイント（二つのリンクが互いに接触して相対的に運動するときの連結部分）との相互結合体のことです。
