タスクプログラム／制御プログラム
産業用ロボットに関連する用語を規定している産業用マニピュレーティングロボット用語において、”e）プログラミング及び制御”の分類の中で、”１）プログラム”に分類されている用語のうち、『タスクプログラム』、『制御プログラム』のJIS規格における定義その他について。
学習用ロボット（学習制御ロボット）、知能ロボット、移動ロボット、溶接ロボット等の産業用ロボットの種類・名称、産業用ロボットの形式、機械構造、運動学、プログラム・制御、ロボット言語、性能、安全性などに関連する用語として、産業用マニピュレーティングロボット用語（JIS B 0134）において、”e）プログラミング及び制御”の分類の中で、”１）プログラム”に分類されている産業用ロボット用語には、以下の、『タスクプログラム』、『制御プログラム』の用語が定義されています。
産業用マニピュレーティングロボット用語（JIS B 0134）
⇒【e）プログラミング及び制御 > １）プログラム】
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > １）プログラム
番号： 5110
用語： タスクプログラム
定義：
ロボットシステム（※1）に作業を実行させる手順、動作、条件などを指示するプログラム。
備考：
通常、タスクプログラムは、利用者が作成する。
タスクとは、アプリケーションの中の、ある限定された作業のことである。
対応英語（参考）：
task program
ISOの項目番号（参考）：
5.1.1
分類： 産業用マニピュレーティングロボット用語 > e）プログラミング及び制御 > １）プログラム
番号： 5120
用語： 制御プログラム
定義：
ロボットシステムの機能を実現するための固有のプログラム。
備考：
通常、制御プログラムは、ロボットの利用者が変更することはできない。
対応英語（参考）：
control program
ISOの項目番号（参考）：
5.1.2
（※1）
ロボットシステムとは、次のものから構成されるシステムのことをいいます。
a）機械構造部（移動機能があればこれを含む。）
b）動力源及び制御装置
c）エンドエフェクタ
d）ロボットの作業遂行に必要な装置、機器及びセンサ
e）ロボット、装置、センサなどを運転し監視するための通信インタフェース。ただし、これらの周辺装置はロボット制御装置によって管理されるものに限定される。
